箱根ジオパーク

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群発地震の活動について解説

はこジ郎
大涌谷で火山活動が活発になっているっていうけど、今、箱根火山はどうなっているのかな?

4月26日から大涌谷付近を震源とする火山性地震が増えて、大涌谷の蒸気井で蒸気が勢いよく噴出するなど、やや活発な火山活動が観測されたんだ。こうした群発地震の活動は数年おきに起こっていて、噴気の異常(蒸気井の暴噴や新しい噴気・地熱地帯の出現)も2001年に観測されているんだ。

はこジ郎
箱根火山は深さ7〜10kmのあたりにマグマだまりがあり、そこから熱水や火山ガスなどが浅い部分に移動し、深さ4km程の地層や岩石の隙間などに貯まっていると考えられているんだ。
これらに地下水が混ざったり温められたりして、温泉や噴気として地表に出ているんだよ。

でも、何らかの理由でマグマだまりの圧力が高まると、火山ガスなどの供給量が増え、それが地層や岩盤の割れ目に入り小さな地震が発生するんだ。でもこれらの多くは人がその揺れを感じるほどの大きさのものではないんだよ。

はこジ郎
今は(5月14日現在)、火山性地震の数や規模、噴気の状態、地殻変動などの観測から火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が出ていて、大涌谷周辺に避難指示が出ているんだって。まずは、住民や観光客のみんなの安全が最優先ということだね。

でも、大涌谷周辺のごく一部への立ち入りを規制しているだけで、箱根の他の地域まで規制されているわけではないよ。今までの活動とは違って、マグマそのものが上昇してくる場合には、地震や地殻変動、噴気・温泉などの異常がさらに大きくなるほか、マグマなどの流体の動きによって発生する低周波地震、火山性微動などの特徴的な現象が観測されると考えられているんだ。今は、まだこれらの現象は観測されていないよ。

はこジ郎
群発地震など火山活動の活発化には注意しないといけないけど、このような活動は箱根火山が元気な証拠(活きている火山)で、いくつもの泉質がある豊富な箱根の温泉の源にもなっているんだよ。

もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。