箱根ジオパーク

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H12 玉簾の瀧(たまだれのたき)

Tamadare-no-taki Falls

ジオサイト解説

箱根奥湯本の天成園 の敷地内にある、高さ約8m・幅約11m の滝。箱根火山の基盤をつくる須雲川安山岩(※1)類の上に、箱根火山の前期中央火口丘(※2)溶岩(※3)が重なっており、この2つの層の間の礫層(※4)から流れ出た湧水が滝となっています。流れ落ちる清水が「たますだれ」のように細かく美しいことから、この名で呼ばれるようになりました。
玉簾の瀧周辺は、明治20年代半ばに、当時読売新聞社主であった子安峻によって「滝の前遊園」として整備され、併せて湯本温泉から須雲川に沿って結ぶ「滝通り」も開かれて、浴客の憩いの場として人気を博しました。やがて大正時代になるとこの「滝通り」周辺には政財界人の別荘が軒を連ね、よりにぎやかになりました。

 

※1 安山岩:火山岩の一種。含まれる二酸化ケイ素の量が中程度(5362重量%)で、カリウム、ナトリウム含有量は比較的少ないもの。

※2 中央火口丘:カルデラの中にできた比較的小さな火山体のこと。

※3 溶岩:マグマがバラバラに飛び散らずに地表に流れ出たもの。高温で液体のものと、冷え固まって固体のもの、両方に使う。

※4 礫:砂より粗い(直径2㎜以上)石のこと。

You can enjoy the view of this 8-m high and 11-m wide falls at Tenseien Hotel in Hakone-Yumoto.
The water that feeds the falls emerges from the boundary between old basement rocks and the newer Hakone lavas.
The name of the falls comes from the fine and beautiful Tamadare-beaded hanging screen blind, which it resembles.

アクセス

箱根登山電車「箱根湯本」駅から徒歩15分
天成園敷地内