箱根ジオパーク

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火山・防災対策

2015(平成27)年6月に観測史上、初めて箱根火山が噴火したことは地域住民にとって「活火山であること」を意識づける大きな出来事となりました。

活火山である箱根火山の成り立ちを知り自然を楽しむことは、自然災害の本質的な理解につながります。ジオパーク活動を通じて、箱根火山の特性や自然について理解を深め、火山との共生や防災・減災について考える機会を提供します。

箱根・大涌谷の火山・地震情報

箱根火山防災マップ(一部抜粋)

箱根火山防災マップ(一部抜粋)

箱根火山では、現在もジオサイトの一つである大涌谷において噴気活動がみられ、将来的な噴火活動の可能性を否定できません。また、2011(平成23)年3月11日の東北地方太平洋沖地発生の際は、箱根火山を震源とする地震が発生したほか、近接する静岡県富士宮市では同年3月15日に震度6強の地震が発生しました。また、大涌谷では、2015(平成 27)年にごく小規模の水蒸気噴火が発生しました。

箱根地域では、2001(平成13)年の群発地震以降、火山防災対策の整備を進めています。箱根火山では2009(平成21)年3月31日に噴火警戒レベルが導入されました。神奈川県温泉地学研究所や気象庁等で監視するデータに異常な活動が確認されると、箱根町と神奈川県、横浜地方気象台が連携して、これに対応する体制を整備しています。
また、日頃から、民間交通機関や観光関係団体その他の関係機関の参加による「箱根火山防災協議会」を常設し、情報交換等を行っています。

箱根火山の詳細情報はこちらをご覧ください(気象庁火山活動解説資料箱根山神奈川県温泉地学研究所)。


防災マップや関連情報

自然災害伝承碑(国土地理院)

災害遺構や痕跡を活用した防災・減災の啓発を進め、箱根ジオパークエリアの各市町と連携した勉強会や、住民との協同による防災マップの作製など住民参加型の防災活動の推進を図っています。

 

●自然災害伝承碑(※)の取組を推進しています。各市町の記事はこちらをご覧ください。

箱根町小田原市、南足柄市真鶴町

※「自然災害伝承碑」とは、過去に発生した津波、洪水、火山災害、土砂災害等の自然災害に係る事柄(災害の様相や被害の状況など)が記載されている石碑やモニュメントのことです。

 詳細はこちらをご覧ください。(国土地理院のホームページへリンクします)

 


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