箱根ジオパークについて
箱根ジオパークの特徴

箱根火山はフィリピン海プレートの東縁に形成された伊豆・小笠原弧の北端部に位置しています。
箱根火山活動は、太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に沈み込んだことによって地下深くでできたマグマが地表に現れたものです。
なだらかな地形の裾野と急崖のカルデラをつくる外輪山、火山の中央部に並ぶ中央火口丘などは、多数の成層火山や単成火山、溶岩ドームからなる複合火山でありそれぞれの火山から噴出した溶岩流や火山灰などは、独特の火山地形をつくりだしています。
火山体を深く削って流れる河川は、深山幽谷の渓谷をつくりだし、箱根火山が面する相模湾沿岸は、魚種も豊富で古くから漁業が盛んであり、一方、山間部には箱根に固有の植物や、箱根の名がつく動植物が生息し、豊かな自然環境に恵まれています。
この地域に所在する温泉は、古くから知られ、人々は火山の恵み、いわゆるジオの恵みを享受しています。
自然と歴史のテーマパーク
複雑な形成史を有する世界的にユニークな火山、地域固有の動植物

火山の恵みである豊富な温泉地域、地質構造

相模湾に面し様々な動植物が生息する地域


歴史のある古くから地域文化・産業が栄えてきた地域


