箱根ジオパーク

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Y1 幕山(まくやま)

Mt. Makuyama

ジオサイト解説

海抜626mの幕山は約15万年前に形成された溶岩ドームです。箱根火山は外輪山が出来た後、その中心部が大噴火を起こしてカルデラができたのですが、同時に外輪山の裾野では北西から南東方向に火山活動が活発になり、たくさんの火口から溶岩が流れ出ました。この時の火山活動で幕山はできました。隣の南郷山も真鶴半島もほぼ同じ時期に形成されました。柱状節理の岩壁が山腹を取り囲み、それが歌舞伎の幕の様なので、幕山と名付けられたと言われています。
岩壁を背景にして湯河原梅林があり、2月上旬から3月中旬頃まで紅白の梅が咲き誇ります。野趣豊かな梅林として近年評価が高まっています。付近には椿、桜、シャクナゲ、イロハモミジ等の樹木もあり、四季を通じて散策を楽しめます。
また、幕山の頂上からの展望も素晴らしく、伊豆七島の大島、利島、新島、三浦半島、房総半島等が一望できます。

Mt. Makuyama was formed on the southeast slope of Hakone volcano about 150 thousand years ago.
On the side of Mt. Makuyama, you can see columnar joints that were formed when lava flows solidified.
The Japanese apricot bloom  on the mountainside during February to March, which is the time of the ume plum festival, called Ume-no-utage.
You can also enjoy a view of Sagami Bay from the top of Mt. Makuyama (626m).

<解説板の内容が閲覧できます>

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用語解説

柱状節理
柱状節理

地表に噴出したマグマが冷える際に収縮し、規則的な割れ目ができる「柱状節理」です。
柱状節理の多くは六角形の断面ですが、幕山の場合は四角形のものが多く、本小松石溶岩に似た「デイサイト」という火山岩でできた灰色の部分と、石英を多く含む流紋岩でできた白色の部分の縞模様(流理構造といいます)となっており、2種類のマグマが混ざってできたことがわかります。


梅林
湯河原梅林

町村合併前の昭和29年頃から、地元(鍛冶屋地区)の有志により、ガケ崩れ対策と将来の観光資源として幕山の麓に梅が植栽されたのが、湯河原梅林のルーツです。
その後、幾度にもわたる補植により28種・およそ4,000本の紅梅・白梅が咲く、関東随一の梅林となり、訪れる人々の目を楽しませています。
(梅の宴は毎年2月上旬~3月中旬開催)

梅の宴(湯河原町)


関連情報リンク

アクセス

JR湯河原駅より 鍛冶屋・幕山公園 行きバス
「幕山公園」下車