箱根ジオパーク

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第6回箱根ジオパークフォトコンテストの入賞作品が決定しました!

箱根ジオパーク推進協議会では、箱根ジオパークの魅力を表現した作品を募集するフォトコンテストを開催し、厳正なる審査の結果、入賞作品11点及び佳作30点を決定しました。
ご応募いただいた作品は、展示会の開催をはじめ、ポスターの作成、ホームページの更新等において箱根ジオパークの更なる普及啓発に広く活用させていただきます。

※作品展の開催については、こちら

入賞作品等

 

1. 募集期間 令和4年8月22日(月)~令和5年1月9日(月)まで

2. 応募総数 496点(応募者 延べ254名)

3. 審査員

   箱根写真美術館 遠藤 桂 館長
   神奈川県立生命の星・地球博物館 平田 大二 館長
   箱根ジオパーク推進協議会 勝俣 浩行 会長(箱根町長)
   神奈川県県西地域県政総合センター 荒井 範郎 所長

  エリア賞審査員

  • 箱 根 町 :箱根ジオパーク推進協議会 勝俣 浩行 会長(箱根町長)
  • 小田原市:    〃        守屋 輝彦 副会長(小田原市長)
  • 真 鶴 町 :    〃        松本 一彦 副会長(真鶴町長)
  • 湯河原町:    〃        冨田 幸宏 副会長(湯河原町長)
  • 南足柄市:    〃        加藤 修平 副会長(南足柄市長)

4. 入賞作品
   最優秀賞(1点):「白の造形」(外川 俊行 氏)
   優秀賞(各部門1点)
    ○地形・地質(ジオ)部門:「柱状節理」(山﨑 陽軒 氏)
    ○動物・植物(エコ)部門:「富士山とツツジ」(佐々木 真 氏)
    ○歴史・文化(ヒト)部門:「時の流れ」(外川 俊行 氏)
   特別賞(2点):「龍が棲む林」(内田 勝久 氏)

           「菊の花に魅せられて」(小澤 宏 氏)
   エリア賞(各1点)
    ○箱根町 :「秋の仙石原湿原」(佐藤 充 氏)
    ○小田原市:「ライオンが鎮座するジオ風景」(小澤 宏 氏)

    ○真鶴町 :「三ツ石から登る月と天の川」(上山 龍太郎 氏)

    ○湯河原町:「一心不乱」(髙橋 浩司 氏)
    ○南足柄市:「語りの時」(外川 俊行 氏)

   佳作(30点)

 

総評

箱根ジオパークフオトコンテストにご応募いただき有難うございました。
写真とジオサイトの一番の醍醐味は その場に行って地球を感じ、時間の流れを写真に写し撮ることです。
今回6回目となります作品たち デジタルカメラの進歩、編集ソフトの技術の向上したことはもちろんのこと 撮影者意識の向上を感じました。
人間の営みの中で継承されたもの、自然が作る造形美、 長い時間が作り出す歴史など、 自由な発想でのジオサイトを表現できたと思いました。
箱根ジオパーク まだまだ沢山の魅力的な場所があります。写真は、季節や太陽の位置で新しい表現が生まれてきます。
これからも、新たな作品作りに挑戦してください。 そして、素晴らしい写真出会えることを楽しみにしています。

最優秀賞

外川 俊行 氏 「白の造形
(撮影場所:箱根芦ノ湖展望公園)

 

作品コメント

「薄く雪に覆われた箱根山はまた違った火山の姿を見せてくれる」

 

【審査員 箱根写真美術館 遠藤館長の講評】
 神山の山岳崩壊や流れ山、溶岩ドーム冠ヶ岳、駒ケ岳などの後期中央火口丘などが確認できます。
 手前、外輪山から芦ノ湖を入れた事により空気感が表現され、冬の朝の柔らかい光が影を作らず、質感も良く表現されています。  

優秀賞

●地形・地質(ジオ) 部門

山﨑 陽軒 氏「柱状節理
(撮影場所:六方の滝)

 

作品コメント

「湯河原の山中、六方の滝に見られる柱状節理は、自然の造形の見事な表れです。」

 

【審査員 箱根写真美術館 遠藤館長の講評】

 早いシャッタースピードを選択した事で、水を止め、より岩肌の質感が強調、迫力のある写真を作り出しました。


●動物・植物(エコ) 部門

佐々木 真 氏「富士山とツツジ
(撮影場所:箱根町元箱根)

 

作品コメント

「毎年この時期が楽しみ満開のツツジに癒されます。箱根山のホテルにて」

 

【審査員 箱根写真美術館 遠藤館長の講評】

 江戸時代からの保存されている古品種のツツジと三本杉をトリミングした事で、富士山とのバランスがとても良いアングルで撮影されています。


●歴史・文化(ヒト) 部門

 外川 俊行 氏「時の流れ
(撮影場所:しとどの窟(湯河原))

 

作品コメント

「岩谷に流れ落ちる数筋の滝800有余年の時を刻む」

 

【審査員 箱根写真美術館 遠藤館長の講評】

 窟のやや内側から撮影したことで文化的な創造力を、滝の流れを過去から続く時間として、一枚の写真で表現されています。


特別賞

 内田 勝久 氏「龍が棲む林

(撮影場所:大雄山最乗寺)

 

作品コメント

「大雄山最乗寺の参道には、古木に扮した龍が棲んでいます。様々な生物の棲み処である森林との関わりをこれからも大切にしたいものです。」

 

【審査員 箱根写真美術館 遠藤館長の講評】

 広角で被写体に近づきモノトーンでまとめた事により、迫力がある存在感を表現する事に成功しました。
 梢の間から刺す光が写真に奥行を作り出し、いちだんと生き生きとした作品に仕上がったと思います。


小澤 宏 氏「菊の花に魅せられて
(撮影場所:小田原城)

 

作品コメント

「小田原城址公園で行われる菊花展には大勢の人が見に来ます。この日は天気も良く、幼稚園児たちが楽しそうに見ていました。」

 

【審査員 箱根写真美術館 遠藤館長の講評】

 歴史を築いた小田原城、農家の方が作る菊の花、次世代を担う幼児たちが、日常の生活として表現されていて、ほのぼのとした作品に仕上がっています。


エリア賞

箱根町

 佐藤 充 氏「秋の仙石原湿原
(撮影場所:箱根町仙石原)

 

作品コメント

「秋の仙石原湿原地です。すすきが綺麗ですが、あまり生えすぎると湿原地帯特有の植物などが生えずらくなるそうで、保全維持にはすすき草原の山焼きなど人の力も必要ですね。」

 

【エリア賞審査委員 勝俣町長の講評】

 仙石原湿原の広大なすすきと奥にそびえる雄大な外輪山が目を引きます。
 この湿原は、青草刈りや山焼きなど、人の手によって貴重な植物が守られている場所です。
 仙石原湿原の美しい景色と環境をこれからも残すためには人の力は欠かせず、協力いただいている皆様には、感謝の念に堪えません。


小田原市

小澤 宏 氏「ライオンが鎮座するジオ風景
(撮影場所:米神海岸)

 

作品コメント

「米神海岸で見られるジオ風景です。まるでライオンが鎮座してジオ風景を見守っているかの様でした。」

 

【エリア賞審査委員 守屋市長の講評】

 箱根の自然が作り上げた造形美を表現しつつ、ユーモラスな発想で捉えています。ライオンと掛け合わせることでジオパークの力強さや壮大さを感じられる作品です。


真鶴町

上山 龍太郎 氏「三ツ石から登る月と天の川
(撮影場所:番場浦海岸)

 

作品コメント

「天の川のシーズンには少し早い時期でしたが三ツ石と月と天の川で春の兆しが感じられる一枚をと思い撮影しました。」

 

【エリア賞審査委員 松本町長の講評】

 三ツ石海岸を月と天の川で照らし、幻想的な写真となっています。
 撮影するのが難しいとされる天の川を上手に撮影しており、ジオがもたらす自然の恵みが表現されています。


湯河原町

髙橋 浩司 氏「一心不乱
(撮影場所:川端公園)

 

作品コメント

「桜の蜜を吸うため飛び回るメジロ。次から次へと移動する姿は、まさに一心不乱のごとくでした。」

 

【エリア賞審査委員 冨田町長の講評】

 町の木「桜」と町の鳥「めじろ」。
 湯河原町の春を象徴する見事な瞬間を捉えており、作品から春の訪れと生きる力を感じました。


南足柄市

外川 俊行 氏「語りの時」
(撮影場所:大雄山最乗寺)

 

作品コメント

「木々の青葉が風に揺れる穏やかな一日山門にて時を語らう」

 

【エリア賞審査委員 加藤市長の講評】

 悠久の大地に自然と歴史と人間が対話する拠りどころを感じます。


佳作

吉田 拓矢 氏「龍眠る」

安藤 和幸 氏「大地の躍動」

下川 勝利 氏「知られざる渓流」

滝田 さおり 氏「ジオの海」


小澤 宏 氏「火成岩の露頭」

尾崎 進 氏「巨岩と梅」

唐澤 徹明 氏「色の少ない世界」

碓井 一海 氏「二重傘の富士」


齊藤 誠 氏「里山の営み」

小笹 恵 氏「みつけたよ」

土田 祐一 氏「秋緑映す早川の水面」

久田 辰夫 氏「耳庵の大欅」


小澤 宏 氏「桜の向こうに」

草苅 友紀子 氏「石の隙間から」

吉田 拓矢 氏「真鶴の至宝」

雑色 啓晴 氏「成長パズル」


平居 遥佳 氏「最乗寺の紅葉」

碓井 一海 氏「御神木に守られて」

福原 定子 氏「明治天皇、皇后 両陛下の鏡」

水嶋 聡司 氏「初冬の早雲寺庭園」


荒川 京子 氏「駅のパワースポット」

上山 龍太郎 氏「受け継がれる伝統」

宮内 和子 氏「まだまだ現役 100年超えの酒匂川橋りょう」

高橋 規夫 氏「守るも攻めるも」


奥津 剛 氏「殿様気分で」

清水 進 氏「伝統極める鹿島踊り」

和田 一彦 氏「令和の大改修後の西小早船」

小澤 宏 氏「最乗寺の紅葉景色」


太田 健一 氏「守る」

碓井 一海 氏「伝統の儀式」

 
 

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